イベントレポート

イベントレポート(2016年)

vol5.
WORLD FOOD NIGHT2016

主催:
「世界食料デー」月間2016呼びかけ団体
日時:
2016年10月14日(金)19:00~21:00
場所:
Shibaura House
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世界の食料問題に興味がある人や、解決のために行動している人が集まり、つながるためのネットワーキングイベント「WORLD FOOD NIGHT」を今年も開催しました。「世界食料デー」の前々日の夜に開催したこのイベントには、高校生から社会人まで、53名の方にご参加いただきました。(文責:ハンガー・フリー・ワールド)

「飢餓ゼロ世代」をめざして

イベントは、国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所長のチャールズ・ボリコさんによる講演からスタート。「世界食料デー」の今年のテーマである「気候変動」が食料生産に与える影響についてお話しいただいたほか、「私たちが生きている間に、飢餓は終わらせることができる。飢餓ゼロ世代をめざそう!」という熱いメッセージをいただきました。続いて、食料問題の解決に向けてさまざまな取り組みをしている6名によるプレゼンテーション。オックスファム・ジャパンの事務局次長兼アドボカシー・マネージャーの森下麻衣子さんより、気候変動が小規模な農家にもたらす危機や、作った人の顔が見える食品を選ぶ「友産友消」が紹介されました。開発途上国を中心に食品などの開発輸入や販売を行うFAR EASTルミネ新宿店店長の阿部香澄さんは、果物の生産が豊富なウガンダでのドライフルーツ事業を紹介。アフリカ日本協議会(AJF)事務局長の斉藤龍一郎さんは、ご自身の病気をきっかけに気づいた毎日の食の大切さについて話してくださいました。交流タイムをはさんだ後半は、セカンドハーベスト・ジャパンの田中入馬さんがフードバンクの活動について紹介。「世界食料デー」月間2016学生ボランティアライターのグロンスキー・セレナさんは、「学生だからこそできること」を話してくれました。最後に、NPO法人メタボランティア代表の竹田周さんからは、健康とボランティアを掛け合わせた「楽しみながら行う社会貢献活動」が紹介されました。参加者のみなさんは、メモを取りながら真剣に話に聞き入っていました。

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まずは私たちから行動を

プレゼンテーションの合間に設けられた交流タイムでは、プレゼンターが紹介した活動についてさらに話を聞きに行ったり、食料問題についての興味・関心を参加者同士で共有したりと、活発な交流が行われました。おいしいご飯を食べながらの会話は、終始大盛り上がり。参加者のみなさんからは、「いろいろな活動をしている人と出会えて、すごく刺激を受けた」、「自分でも何か行動したいと思っていたので、参考になった」などの声が聞かれました。最後は、日本国際飢餓対策機構(JIFH)の福地麻美さんより、「もっと多くの人に食に関心を持って行動を起こしてもらうために、まずは私たちから行動を始めよう!」というメッセージが。食の問題を解決するためのいろいろな活動を知ったり、同じ想い持っている人たちと交流したりしたことで、これからの行動のヒントを見つける機会になったようです。

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vol4.
プレイベント「食べる、を考える1日。」

主催:
「世界食料デー」月間2016呼びかけ団体
日時:
2016年8月27日(土)11:00~18:00
場所:
JICA横浜
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10月16日の「世界食料デー」に向けたプレイベント、「食べる、を考える1日。」を開催しました。「気候変動」「フードロス」「フェアトレード」など、9つのテーマのワークショップから3つを選んで参加する今回のイベント。食料問題について知るだけでなく、解決のためにできることを一緒に考えました。(文責:ハンガー・フリー・ワールド)

食料問題の現状を知る

今回のイベントは、国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所長のチャールズ・ボリコさんによるビデオメッセージからスタート。今年の「世界食料デー」のテーマである気候変動と農業とのつながりについて、ご紹介いただきました。「開発途上国で飢餓状態にある多くの人が携わる農業や水産業、畜産業は、異常気象の大きな影響を受ける。そのため、環境に適応できる農業を目指していくことが大切」というお話しの他、「食料廃棄は食料を作るための大切な資源を無駄にしている。日本に住む私たちも一緒に飢餓を終わらせよう!」という熱いメッセージもいただきました。
前半のワークショップでは、国内外の食料問題の現状を学びました。西アフリカ・ブルキナファソの食事情を知ったり、「国際マメ年」にちなんで豆を使いながら食品ロスの問題を知ったり、フェアトレードのチョコレートを食べながら日本と海外の食の関係を考えたり……。いずれのワークショップでも、参加者のみなさんは、真剣に話を聞きながら熱心にメモを取っていました。参加者からは、「ブルキナファソでは1リットルの油が6300円もすることに衝撃を受けた」「フードロスの定義が日本と海外で違うことを初めて知った」などの声が聞かれました。

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解決のためにできることは?

後半のワークショップでは、前半のワークショップで得た情報をグループで共有しながら、食料問題解決に向けた具体的なアクションを話し合いました。参加者のみなさんの興味関心や年代はさまざま。自分とは異なる視点をもつ参加者の意見にも触れながら、大学生、教員、会社員の自分にできることを考えてもらうことができました。参加者の中には、早速インスタグラムで「#10月16日は世界食料デー」と広めてくれる人もいました。
クロージングセッションでは、「他人ゴトを自分ゴトに」というテーマで、食料問題の解決に向けて活動している、NGOや国際機関の方のお話を聞きました。国際協力や食料問題に興味を持ったきっかけや、モチベーションを保つ方法などをお話しいただいたことで、今後活動を始めようと考えている参加者のみなさんにとって、よい刺激になったようです。登壇者の一人、FAO駐日連絡事務所広報官の岡部桂子さんの「自分の行動の原動力の1つに、開発途上国で紛争などが日々続いていることに対する先進国の無関心さへの『怒り』という感情がある。一人ひとりがそれぞれのもつ感情を大切にしながら行動していくことが重要」という発言には、大きくうなずく姿も見られました。
「食べる、を考える1日。」を通して、参加者には食料問題についての知識、解決に向けた行動のアイデア、活動を継続させるための気持ちの持ち方などを持ち帰ってもらうことができました。10月の「世界食料デー」に向けて、一緒に行動する仲間が1人でも増えることを期待します。

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vol3.
「食べる、を考える学校」ワークショップ3

主催:
「世界食料デー」月間2016呼びかけ団体
日時:
2016年6月25日(土)14:00~17:00
場所:
ハンガー・フリー・ワールド事務所
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「食」をテーマに取材をし、ポータルサイトに掲載する記事を執筆して、世界食料デーを一緒に広めてくれる学生ボランティアライター。2013年から協働している株式会社電通のコピーライターから、情報発信のコツや文章の書き方の基礎を学ぶ「食べる、を考える学校」のワークショップ3が行われました。(文責:ハンガー・フリー・ワールド)

多くの人に読んでもらえる記事を書くには?

ワークショップ3では、学生ボランティアライターのみなさんが取材・執筆した、「味の素スタジアム感謝デー」の記事について、フィードバックをいただきました。それをもとに、より多くの人に読んでもらえるような記事の書き方を学びました。講師であるコピーライターの飯田麻友さんからは、「思わず読みたくなる見出しをつける」、「一つの記事に一つの結論を書く」「検索をかければ出てくるような情報を並べるのではなく、独自の視点で書くことで価値をプラスする」などのアドバイスをいただきました。一人ひとりに向けて丁寧にアドバイスしてくださる飯田さんの話に、学生ボランティアライターのみなさんは、大きくうなずきながらメモを取っていました。

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10月の情報発信に向けて

情報発信のコツや文章の書き方の基礎を学ぶワークショップは、今回でひと区切り。これから学生ボランティアライターのみなさんは、「世界食料デー」に向けて、取材や記事の執筆に取りかかります。それぞれの取材計画について最終確認を行ったあと、今までの感想とこれからの意気込みを語ってもらいました。「いろいろな人との出会いの中で、同じ問題意識を共有したり、今までの自分になかった切り口で『食』について考えたりすることができてよかった」、「ここがスタートライン。今までのワークショップは自分のためになったので、これからは人のためになるような記事を書きたい」など、気持ちのこもったコメントがたくさん聞かれました。なかには、感極まって涙ぐむ人も。今後は各々で活動を続けていくことになりますが、教室は一体感のある雰囲気に包まれ、10月に向けて改めて気持ちをひとつにすることができました。

vol2.
「食べる、を考える学校」ワークショップ1・2

主催:
「世界食料デー」月間2016呼びかけ団体
日時:
2016年5月25日(水)6月1日(水)19:00~21:00
場所:
株式会社電通
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「食」をテーマに取材をし、ポータルサイトに掲載する記事を執筆して、世界食料デーを一緒に広めてくれる学生ボランティアライター。2013年から協働している株式会社電通のコピーライターから、情報発信のコツや文章の書き方の基礎を学ぶ「食べる、を考える学校」のワークショップ1・2が行われました。(文責:ハンガー・フリー・ワールド)

「伝える」ことと「伝わる」ことはどう違う?

ワークショップ1では、グループワークを通して、どうしたら自分の伝えたいことを相手に伝えられるかを学びました。10年後の自分を2人組みになって紹介し合うワークでは、伝えたいことを何度も強調したという人は「自分が一番伝えたかったことがちゃんと伝わっていた」と話す一方で、アレもコレもと情報が多くなって「あまり伝わらなかった」という人も。「人によっていろいろな伝え方があっておもしろかった」という感想も聞かれました。学生ボランティアライターのみなさんは、自分が話したことが相手にどのように伝わるのかを体感しながら、「伝える」ことと「伝わること」の違いを学ぶことができたようです。ワークショップを担当した歓崎浩司さんからは、「毎日の生活のなかでも、伝えたかったことが、ちゃんと伝わったかな?どう伝わったかな?と考え続けよう」というアドバイスもいただきました。

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初取材に向けての準備

ワークショップ2では、取材をするときの心構えや準備、質問の仕方などを学び、初取材に向けての準備をしました。籠島康治さんより、事前準備や記事にするまでの手順、マナーなど、取材の基礎となることを教えていただきました。橋本新さんからは、相手から聞きたいことを聞き出すコツや、記事の書き方の工夫を、ご自身の経験をもとにお話いただきました。学生ボランティアライターのみなさんは、お二人の話に真剣に聞き入り、熱心にメモを取っていました。
また、初取材先となる、6月11日開催の「味の素スタジアム感謝デー」についても予習。学生ボランティアライターのみなさんには、特設ブース「歌とダンスで好き嫌いを減らそう・残さず食べよう」に参加し、その体験を記事にしてもらいます。事前準備として、味の素株式会社グローバルコミュニケーション部の大前朋子さんより、「味の素スタジアム感謝デー」について説明していただきました。同じくCSR部の栗脇啓さんからは、「食料問題を考えるときに必要なこと」として、国や地域によって異なる食文化のなかで、そこに住む人みんなが栄養のあるものをおいしく食べられるようになることが大切だとお話しいただきました。
学生ボランティアライターはこれまでの学びを実践するために、いよいよ初取材に向かいます。それぞれの興味に合わせて、より多くの人に「食」について考えてもらえるような記事を発信できるよう、今後も「食べる、を考える学校」の授業は続きます。

vol1.
「食べる、を考える学校」開校式

主催:
「世界食料デー」月間2016呼びかけ団体
日時:
2016年5月14日(土)14:00~17:00
場所:
ハンガー・フリー・ワールド事務所
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ポータルサイトに掲載する「食」をテーマにした記事を考え、取材・執筆し、一緒に広めてくれる学生ボランティアライターを募集。社会貢献活動として2013年から協働している株式会社電通のコピーライターから、情報発信のコツや文章の書き方の基礎を教えていただけることもあり、たくさんの応募をいただきました。選ばれた生徒(=学生ボランティア)15名が参加し、「食べる、を考える学校」の開校式が行われました。(文責:ハンガー・フリー・ワールド)

食料問題の現状を知る

開校式の前半では、「世界食料デー」月間2016呼びかけ団体の3名から、食料問題の現状や解決に向けた活動について紹介しました。国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所の岡部桂子さんからは、世界食料デーとはどんな日なのか、今年のテーマである気候変動と飢餓はどのようなつながりがあるのかお話しいただきました。続いて、ハンガー・フリー・ワールドの儘田由香より、世界では食料が十分に生産されているのに、なぜすべての人が食べられないのか、いくつかの課題を紹介しました。そして、セカンドハーベスト・ジャパンの田中入馬さんからは、ご自身がこの問題に取り組むきっかけとなった経験をもとに、国内の食料問題の現状、解決のためのフードバンク活動を紹介しました。それぞれの話を聞いて、生徒のみなさんは、改めて食の問題を知ったり、自分の興味関心を再確認したりすることができたようです。

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それぞれの想いの共有

後半は、オックスファム・ジャパンの鈴木洋一さんによるワークショップ。これから一緒に活動していく仲間のことを良く知るために、チームビルディングを行いました。まずは4つのチームに分かれ、前半の食についての話を聞いて感じたことや考えたことを共有しました。「食料問題は規模が大きいけれど、身近な問題でもあるので考えていきたい」、「一方で食べられない人がいて、もう一方で食料を大量に捨てる人がいるという、食料の不均衡を改めて解決したいと思った」などの感想が聞かれました。
また、なぜ食料問題に興味があるのか、なぜ今回のボランティアに参加したいと思ったのかについてもグループで共有しました。「ボランティアに参加して食料問題に興味を持ったが、うまく人に伝えられるような文章が書けないから学びたい」、「食べることが大好きだから、食の問題をもっと大勢の人に知ってほしい」、など参加の動機はさまざま。しかし、みなさん共通して食への興味関心が高いため、すぐに打ち解け、これからの活動への意欲を高めていました。
最後に、今回の企画にご協力いただく株式会社電通の歓崎浩司さんからは、「『伝える』のではなく『伝わる』って何だろう、どうすれば伝えたいことが伝わるのか、一緒に考えていこう」というメッセージが。次回と次々回のワークショップでは、情報の伝え方、文章の書き方を勉強していきます。