プレイベント「食べる、を考える1日。」 イベントレポート

イベントレポート

全国各地で開催されたイベントの当時の様子や、参加者の声をご紹介します。

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10月16日の「世界食料デー」に向けたプレイベント、「食べる、を考える1日。」を開催しました。「気候変動」「フードロス」「フェアトレード」など、9つのテーマのワークショップから3つを選んで参加する今回のイベント。食料問題について知るだけでなく、解決のためにできることを一緒に考えました。(文責:ハンガー・フリー・ワールド)

食料問題の現状を知る

今回のイベントは、国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所長のチャールズ・ボリコさんによるビデオメッセージからスタート。今年の「世界食料デー」のテーマである気候変動と農業とのつながりについて、ご紹介いただきました。「開発途上国で飢餓状態にある多くの人が携わる農業や水産業、畜産業は、異常気象の大きな影響を受ける。そのため、環境に適応できる農業を目指していくことが大切」というお話しの他、「食料廃棄は食料を作るための大切な資源を無駄にしている。日本に住む私たちも一緒に飢餓を終わらせよう!」という熱いメッセージもいただきました。
前半のワークショップでは、国内外の食料問題の現状を学びました。西アフリカ・ブルキナファソの食事情を知ったり、「国際マメ年」にちなんで豆を使いながら食品ロスの問題を知ったり、フェアトレードのチョコレートを食べながら日本と海外の食の関係を考えたり……。いずれのワークショップでも、参加者のみなさんは、真剣に話を聞きながら熱心にメモを取っていました。参加者からは、「ブルキナファソでは1リットルの油が6300円もすることに衝撃を受けた」「フードロスの定義が日本と海外で違うことを初めて知った」などの声が聞かれました。

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解決のためにできることは?

後半のワークショップでは、前半のワークショップで得た情報をグループで共有しながら、食料問題解決に向けた具体的なアクションを話し合いました。参加者のみなさんの興味関心や年代はさまざま。自分とは異なる視点をもつ参加者の意見にも触れながら、大学生、教員、会社員の自分にできることを考えてもらうことができました。参加者の中には、早速インスタグラムで「#10月16日は世界食料デー」と広めてくれる人もいました。
クロージングセッションでは、「他人ゴトを自分ゴトに」というテーマで、食料問題の解決に向けて活動している、NGOや国際機関の方のお話を聞きました。国際協力や食料問題に興味を持ったきっかけや、モチベーションを保つ方法などをお話しいただいたことで、今後活動を始めようと考えている参加者のみなさんにとって、よい刺激になったようです。登壇者の一人、FAO駐日連絡事務所広報官の岡部桂子さんの「自分の行動の原動力の1つに、開発途上国で紛争などが日々続いていることに対する先進国の無関心さへの『怒り』という感情がある。一人ひとりがそれぞれのもつ感情を大切にしながら行動していくことが重要」という発言には、大きくうなずく姿も見られました。
「食べる、を考える1日。」を通して、参加者には食料問題についての知識、解決に向けた行動のアイデア、活動を継続させるための気持ちの持ち方などを持ち帰ってもらうことができました。10月の「世界食料デー」に向けて、一緒に行動する仲間が1人でも増えることを期待します。

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